社会福祉法人豊田市育成会は、知的障害のある子どもの親達が力を合わせて立ち上げた会員制の社会福祉法人です。本法人は、会員の皆さんの思いが法人運営に反映される組織とするため、豊田市内を5支部に分けそれぞれの支部から理事及び評議員の候補者が選出されています。
このように会員が直接法人運営に携わるとともに会員活動である福祉啓発事業の運動体と各事業所(ジョイナス)が行う福祉事業の事業体の二つを両輪として「安心して過ごせる」「夢や願いが叶う」「笑顔か絶えない」楽しい地域づくり、場づくりを目指しています。
福祉事業の特色としては現在8ヶ所の事業所(ジョイナス)で多種多様なお仕事支援や生活支援をしており、多くの利用者さんが自分に合った生活やお仕事を選んでいただくことができることです。このジョイナスは仲間を意味する言葉であり、各事業所それぞれが目指す仲間のイメージを標語にして、その目標に向かって努力しています。その内容については各ジョイナスのブログを参照ください。また、困りごとの相談やサービスの利用調整など行う相談支援事業やヘルパーステーション事業そしてグループホームを経営して「地域で暮らす」を支えています。
運動体での福祉啓発事業では、早い社会の動きとコロナ禍での活動の制約を受ける中で、課題の見えてきた会員活動の見直しに取り組んできました。
今後とも、会員の高齢化や社会ニーズの多様化に対応するため、各事業所で多様な事業を展開するとともに会員間の絆を深める講座やイベントの開催及び市民との交流にも重点を置いて会員活動の活発化を進めてまいります。また、会員要望の実現に向けて、社会福祉法人豊田市育成会施設整備計画の見直しに着手し、将来を見据えた事業計画を推進するとともに会員制法人の特色を生かした満足度の高い居場所づくりとガバナンスの強化に努め一層の飛躍を目指してまいります。
皆様におかれましては、本法人に対しまして、今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
- 2023年11月9日 -
理事長新開 かおる
育成会は「社会福祉法人豊田市育成会」の略称で、豊田市に住む障がいのある人の親たちが平成22年度に立ち上げた会員制の社会福祉法人です。育成会は運動体と事業体が協力して、本人や家族の地域生活を重層的に支える構造となっています。障がいがあっても社会を構成する仲間である事には変わりありません。生まれ育った地域や自分の家で暮らす事、学校へ行く事、就職をする事など、あたり前の生活がこれほど困難な社会はありません。
国は『障害者総合支援法』で全ての国民が障がいの有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会を実現するとしています。私たち育成会も障がいのある人たちが、あたり前に暮らせる社会を目指しています。
育成会は、平成24年度に「豊田市育成会の誓い」を制定しました。また本年も引き続き新定款のもと、更なるガバナンスの強化、コンプライアンスの徹底など持続可能な社会福祉法人として、会員、職員一同更なる発展を目指して『豊田市育成会事業計画・施設整備計画』を推進し、新たな挑戦をしてまいります。
社会福祉法人豊田市育成会は、運動体と事業体が協力して、法人や家族の地域生活を支えていきます。
事業の目指す姿は、
『安心してすごせる』『夢や願いがかなう』『笑顔が絶えない』
楽しい地域づくり、場づくりです。その姿の実現に向けて・・・
『法人福祉事業の推進』『本人活動の活発化』『福祉啓発事業の活発化』『人材の確保と育成』『健全な経営体質の確保』の5点に力を入れます。
人は誰も働きたいという願いをもっています。その願いを実現する事業体として就労や就職を支援します。また、働き、成長する機会として、企業実習や職業開拓を始めとする就労を支援するシステムを構築します。地域生活を支える事業では、相談支援を始めとするケアマネジメント体制の構築や、居宅介護支援を始めとした生活を支援する福祉サービス事業所の拡充、更には、運動体としての福祉啓発事業の活発化と法人基盤の確立を図り、一人ひとりが主人公として地域で暮らす支援のできる社会福祉法人を目指します。
この定款は、平成22年10月1日から施行する。
この法人の設立当初の役員は、次のとおりとする。ただし、この法人の成立後遅滞なく、この定款に基づき、役員の選任を行うものとする。
【理事長】井原邦和
【理事】藤原敏範
【理事】玉越靖子
【理事】柘植進
【常務理事】古井鎭信
【理事】稲川幸治
【監事】森島章博
【監事】長嶋鋭治
この定款は、平成29年4月1日から施行する。
職員がその能力を発揮し、仕事と生活の調和を図り働きやすい雇用環境の整備を行うため、次のように行動計画を策定します。
計画期間:令和3年6月1日 ~ 令和5年5月31日までの2年間