社会福祉法人豊田市育成会は、知的障がいのある子どもの親などが協力し、関係者のご支援を受けて設立した会員制の社会福祉法人です。皆様のおかげで、昨年10周年を迎えることができました。
本法人の特色である福祉事業を推進する事業体と公益活動(福祉啓発事業)を推進する運動体が協力し、「安心してすごせる」「夢や願いがかなう」「笑顔が絶えない」楽しい地域づくり、場づくりに向けて無我夢中で走り続けた10年間でした。
福祉事業は、会員や社会の福祉ニーズの多様化、複雑化に応えるため、豊田市育成会事業計画・施設整備計画を基本に社会福祉サービス事業を幅広く推進してまいりました。また、福祉啓発事業は、本人の個性や隠れた才能を導き出すための講座、クラブ活動を推進するとともに会員間の絆を深め、市民との交流を図るためのイベントの開催や社会貢献事業を積極的に展開してまいりました。現在の活動状況は、このホームページに掲載しておりますので、是非、じっくりご覧いただきご意見をいただけたら幸いです。
本法人は、今後とも一層の飛躍を期すため、この10年間の活動を振り返り、事業及び会員活動について、もう一度見つめ直し、課題を克服してまいります。コロナ渦でも安心して活動できる福祉事業体制やガバナンスの強化、時代のニーズや会員の高齢化に適応した会員活動及び福祉サービス事業に努めてまいる所存です。
皆様におかれましては、本法人に対しまして、これまでと同様に変わらぬご指導及びご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
- 2021年6月19日 -
理事長新開 かおる
育成会は「社会福祉法人豊田市育成会」の略称で、豊田市に住む障がいのある人の親たちが平成22年度に立ち上げた会員制の社会福祉法人です。育成会は運動体と事業体が協力して、本人や家族の地域生活を重層的に支える構造となっています。障がいがあっても社会を構成する仲間である事には変わりありません。生まれ育った地域や自分の家で暮らす事、学校へ行く事、就職をする事など、あたり前の生活がこれほど困難な社会はありません。
国は『障害者総合支援法』で全ての国民が障がいの有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会を実現するとしています。私たち育成会も障がいのある人たちが、あたり前に暮らせる社会を目指しています。
育成会は、平成24年度に「豊田市育成会の誓い」を制定しました。また本年も引き続き新定款のもと、更なるガバナンスの強化、コンプライアンスの徹底など持続可能な社会福祉法人として、会員、職員一同更なる発展を目指して『豊田市育成会事業計画・施設整備計画』を推進し、新たな挑戦をしてまいります。
社会福祉法人豊田市育成会は、運動体と事業体が協力して、法人や家族の地域生活を支えていきます。
事業の目指す姿は、
『安心してすごせる』『夢や願いがかなう』『笑顔が絶えない』
楽しい地域づくり、場づくりです。その姿の実現に向けて・・・
『法人福祉事業の推進』『本人活動の活発化』『福祉啓発事業の活発化』『人材の確保と育成』『健全な経営体質の確保』の5点に力を入れます。
人は誰も働きたいという願いをもっています。その願いを実現する事業体として就労や就職を支援します。また、働き、成長する機会として、企業実習や職業開拓を始めとする就労を支援するシステムを構築します。地域生活を支える事業では、相談支援を始めとするケアマネジメント体制の構築や、居宅介護支援を始めとした生活を支援する福祉サービス事業所の拡充、更には、運動体としての福祉啓発事業の活発化と法人基盤の確立を図り、一人ひとりが主人公として地域で暮らす支援のできる社会福祉法人を目指します。
この定款は、平成22年10月1日から施行する。
この法人の設立当初の役員は、次のとおりとする。ただし、この法人の成立後遅滞なく、この定款に基づき、役員の選任を行うものとする。
【理事長】井原邦和
【理事】藤原敏範
【理事】玉越靖子
【理事】柘植進
【常務理事】古井鎭信
【理事】稲川幸治
【監事】森島章博
【監事】長嶋鋭治
この定款は、平成29年4月1日から施行する。
職員がその能力を発揮し、仕事と生活の調和を図り働きやすい雇用環境の整備を行うため、次のように行動計画を策定します。
計画期間:令和3年6月1日 ~ 令和5年5月31日までの2年間