社会福祉法人豊田市育成会は、障がいのある子を持つ親たちが主体となり「本人の幸せ」を目指して活動してきた会員制の社会福祉法人です。私たちは、福祉サービスの提供と啓発活動の両輪で、地域で安心して暮らせる仕組みづくりに取り組んでいます。
育成会の起源は昭和54年(1979)、複数の親の会「豊田市手をつなぐ親の会」「豊田自閉症児者親の会」「豊田市肢体不自由児者父母の会」「豊田視覚障害児親の会」が連携し、親の会の任意協議団体・豊田市心身障害児(者)育成連絡協議会を設立して、豊田市からの委託事業として無認可の作業所や喜多ハウス(グループホーム)運営を始めたことにさかのぼります。
平成9年(1997年)には社団法人化し、障がい者の福祉サービスの担い手として活動を続けましたが、福祉制度の変化により、民間によるサービス提供の必要性が高まりました。豊田市から就労支援施設等の認可経営を打診されたことを契機に、法人内で協議と会員アンケートを重ね、会員制の社会福祉法人としての設立を決定しました。
資金面では、会員から1,280万円の寄付が集まり、法人設立の大きな力となりました。
平成22年10月1日(2010年)に社会福祉法人として認可され、翌年2月には新理事・評議員を選任、3月には事業計画と予算を承認し、地域福祉の向上に貢献する法人として、本格的な経営が始まりました。
