障害とは生活機能における制限や制約をいいます。

  • 地域生活支援
  • 2020/08/29

人は、誰も一時的に、恒常的に、そして、高齢やケガ等により生活機能の制約をうけます。人は、障がいのあるなしで優劣が決められるものではありません。一般的に、人は人を障がい者、健常者と2極化して理解しようとします。このことが障がい者差別を生む原因となっているように思えます。

また、人にはたくさんの能力、プラス面があります。

いわゆる障がい者と呼ばれている人でもできることがたくさんあることに気付くと思います。逆に自分は健常者だと思っていてもこの項目は不足しているなということがたくさんあることに気付きます。

今の私たちは、マイナス面しかみていないことが多いのです。しかし、プラスを増やすことを考えるほうが大事です。道具や工夫をこらせばそれは可能なのです。

欠点はわかりやすいが、プラスは大きいから全部見るには時間がかかる。だけど、プラスを見て、隠れたプラスを引き出すことが大切なのです。

「褒める」ことの大切さに繋がります。まさに、私たちが実践している褒める支援の根拠です。

活動と参加

  • 地域生活支援
  • 2020/08/18

人を対象にし、その人をできるだけよい状態にすることが私たちの役割です。

特に、活動そのものが大事なのではなく、どういう参加の状態にすればその人がハッピーになれるかを考え、それに必要な活動能力を高める支援が大切です。

その意味でストレングスやプラス面を見ることをすすめるICF(WHOの生活機能分類)の考えは役立ちます。

ケアマネージメント

  • 地域生活支援
  • 2020/07/22

本人、家族、職員が一緒になって、本人の立場に立った「地域での暮らし」を考える体制づくりです。

一歩は、まず本人や家族の困り感を共有するところから始まります。

具体的には、平成26年度から始まつたサービス等利用計画の策定とその援助方針をうけた個別支援計

画の策定、そして、定期的なモニタリングをマネージメントサイクルで行うことです。

ケアマネージメントによる支援体制が平成26年の4月以降本格的に相談支援として制度化しました。

その定着化に取り組んでいます。

新型コロナ感染予防に全力で取り組む

  • 地域生活支援
  • 2020/06/02

新型コロナウイルスとの戦いは持久戦になります。コロナと付き合う暮らし「新しい生活様式」が求められます。「誰もが感染しない、させない」決意の下、室等の消毒、検温、手洗い、うがい、マスクの着用、部屋の換気等3密を避る感染拡大防止策を引き続き徹底します。

また、ご家族や職場やジョイナスに新型コロナウイルスの陽性者や濃厚接触者が発生した場合の対応に当たっては、その対応ルールをとりまとめました。

会員の皆様や保護者の皆様には、引き続き感染予防にご協力とご理解をいただく共にご家族等の感染情報のご提供をお願いします。

「主体性と多様性」にリスペクトする育成会

  • 地域生活支援
  • 2019/11/20

育成会は、知的障がいのあるわが子の幸せを願う親、家族が思いを共有し、手を携えて誕生した会員制の社会福祉法人です。「誰もが、地域での当たり前の暮らしができる」を支える包括性は不変です。

育成会の原点は、「自分以外の人の問題も解決しないと自分も良くならない」という主体者の意識があることです。新しい会員をお迎えして「みんなが一緒に良くなること」の中で、一人ひとりが重大な選択や役割をもっています。

社会福祉法人の使命は福祉のまちづくりです。社会福祉法人を立ち上げて早10年が経ちます。思えば、事業の拡大や制度の変更等いろいろありました。地域の協力もありました。職員も増え、皆、頑張っています。会員制の社会福祉法人は社団法人の性格を併せ持つ特別な法人です。この経営者(オーナー)は会員一人ひとりです。

私達の誓いである「安心、夢、笑顔の持てる場づくり、地域づくり」の主体者は会員です。また、家族には家族しかできない役割もあります。全ての人の主体性と多様性にリスペクト(respect尊敬・敬意)する令和の年でありたいものです。